もしも龍と出会えたなら

自分は誰?

2021年11月19日 夕焼け

自分が人生の主役でなくなったのはいつだったでしょうか。

きっと結婚して伴侶ができたとか子どもが生まれたとかで、優先順位がいつの間にか自分ではなくなってしまったのでしょうね。

もう自分の想いや心や気持ちをケアしてくれる自分はどこかに消えてしまって、結果、もう自分はこれまでの年月を何をしてきたのかも忘れてしまう。

自分というものを長い間忘れてしまっているのですね。

今、ちはやぶるというアニメが放送されていて、それは百人一首のカルタ大会で名人やクイーンを目指していくという内容なんですが

すると遠い昔の忘れ去られていた自分という姿が浮かんでくるんです。

ああ、そうだった。私も高校生の時は百人一首が好きで全校生徒で行うカルタ大会ではいつも学年ではトップだったっけ、とか思い出すんですよね。

100枚のカルタとお友だちになる、というアニメでの言い回しも、聞くとハッとするんです。

あんなにお友だちだったカルタだったのに、もう今は思い出すこともできないんです。

一枚すらも😅

自分の中で強烈な歌はかろうじて覚えているんですけどね。

覚えるのが楽しくて、誰よりも早く取るのが楽しくて、夢中だった百人一首のカルタだったのに、それらのきらきらのかけらがまったくもって及ばない世界に

いつの間にかお引っ越ししていた私。

あの頃は確かに自分が人生の主役だった。

自分の好きなことに純粋にエネルギーを注げた。

 

ああ、そうよね。

気がついたらとても縮こまった自分がいたの。

自分よりも優先したり守なければいけないものたちに全エネルギーを注いでしまって、自分に回すだけのエネルギーが残っていなかったのね。

守らなければいけない存在がいるだけで、この世の何もかもが怖くて恐ろしいものに変わっていた。

もし、何かあれば

もしや何かに巻き込まれてはいないだろうか

もしも。

そう考えるだけでとても怖かったのでしょうね。

自分だけの時は自分に何が起こっても怖いなど思わずに、海外にだって一人で行けていたのに。

ここ数十年はもう本来の自分などということすらにも意識がなく、忘れていたということすら、気づいていませんでした。

もし、「自分の中心軸に戻る」というスピリチュアル的な考えと無関係な世界にずっと居続けたとしたら?

私は一生、誰かを優先し、誰かを守り、誰かのためにエネルギーを使い続けていたことでしょう。

 

しばらく自分を忘れていた世界にいたのですから。

自分は子どもの頃に何が得意で、何がしたかったとか、どんなことにワクワクしていたか、なんて急には思い出せないものです。

でもね、きっかけがあれば記憶に戻ってくるものなんですね。

それは自分が自分に目を向けたときに、

あ、そうだった、そうだった、私、百人一首してたんだった。

誰よりも早く取れるのが楽しかった。

カルタ大会が大好きだった。

そしてその頃の高校生活が浮かんできて、結構、青春していたんだとほっこりとしました。

それどころか、カルタでは五感をフルに使っていたこと。

ちはやぶるのアニメ(漫画)でわかったのですがきっと私も五感をフルに使っていたんだと思います。

五感を使うということは自分に目を向けていないとできないことなんです。

 

すべてつながっている。

逆に言えば、自分を思い出したらすべてを思い出せるんですね。

千と千尋のようでもありますね。

自分の名前。

人に明け渡してはいけない。

守っているようでその相手に自分の意識の優先権、主導権を渡しているんです。

 

自分に目を向けると目に入ってくるものたちが自然に内側に入ってきて、「あっ」、とどこかの扉が開くんですね。

 

さあ、縮こまった自分の感性を少しだけでもゆるませてみましょう。

自分に目を向けて自分をケアしてみてください。

カサカサでかゆくなった肌を保湿してあげることでもいいんです。

潤うと自分の肌が喜ぶ気がしますよね。

そして自分がほっとしますよね。

そういう自分の肌の細胞の声を聞いたりする、そういう小さな単位からでも自分をほっとさせていってみてくださいね。

自分が喜びます。

私も徐々にそうしていって、今は・・・。

この日常を楽しむようになっています。

自分が主役の私の日常です。

昨日の都内の夕焼けです。一部の空でこのような美しい色に染まったようです。

奥に見えている山が富士山だよと娘が送ってくれました。

真紅というか紅というか、畏怖を感じるような神秘的な空色です。

その後すぐに月食が訪れて、満月に戻ってと、昨夜は美しくも賑やかな天体ショーでしたね。

月食は肉眼ではきちんと欠けているのですがカメラにすると丸い月でうまく写せませんでした(^^;

 

本日もここまで読んでくれてありがとう💖

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